Subject: [onsei-mail 02939] Julius-4.2.1 released From: LEE Akinobu <ri@nitech.ac.jp> To: onsei-mail@m.aist.go.jp Date: Mon, 26 Dec 2011 14:50:36 +0900 音声メールのみなさま, 名工大の 李 です. Julius のバージョン 4.2.1 をリリースしましたのでお知らせします. 主な更新点は以下のとおりです. ・文法を用いた認識における単語別挿入ペナルティの導入 ・c0 計算のバグを修正(オンライン認識+CMN使用時) ・動作の安定化 ・その他バグ修正 Julius のホームページからダウンロード可能です. どうぞご活用くださいませ. http://julius.sourceforge.jp/ ---------------------------------------------------------------------- ◆前バージョンとの差分リスト (詳細はパッケージ内の Release-ja.txt をご覧ください) ○新機能 - 文法認識において単語別の挿入ペナルティ設定をサポート. 辞書において以下のように指定する 15 @-2.0 15 [a] a 第1フィールドは従来と同じカテゴリ番号。 第2フィールドに "@" に続けて挿入ペナルティを対数で指定する。 第3フィールドは第1フィールドと同じ値を書く。 - 新オプション "-chunk_size": オーディオ入力のバッファ長をサンプル数で 指定可能(デフォルト: 1000)小さくすると遅延を小さくできるが小さす ぎると不安定になる。 - adintool で標準入力時に検出をデフォルトで有効化 ○修正されたバグ - 特徴量に C0 を使っているとき,C0 に CMN が行われない (このバグは4.1.3〜4.2までのJuliusに存在する) - mkbingram,generate-ngram が cygwin で落ちる - "-adddict" で追加した辞書に "-forcedict" が効かない - 音声録音時,CTRL+C で止めると WAV ヘッダにデータ長が書きこまれない - エラーを含む辞書を読んだとき、エラーを吐かずに segfault する - "--enable-word-graph" でコンパイルエラーが出る -- 李 晃伸 名古屋工業大学大学院 工学研究科 〒466-8555 名古屋市昭和区御器所町 Tel/Fax: 052-735-7913 (bld. #2 - office 306A) E-mail: ri@nitech.ac.jp URL: http://www.sp.nitech.ac.jp/~ri/