Subject: (onsei-mail:04514) YANG vocoder を公開しました From: Hideki kawaharaTo: onsei-mail@aist.jpn.org Cc: 河原英紀 Date: Fri, 13 Jan 2017 10:57:22 +0900 皆様、 河原@和歌山大学です。 昨年のGoogle UK滞在で開発した音声分析合成プログラムYANG vocoderが オープンソースとして公開されました。 https://github.com/google/yang_vocoder 開発の中心は、基本周波数と非周期性の分析にありますが、分析合成系と して使えるように、スペクトル包絡推定と合成用の関数も用意しました。 STRAIGHTや森勢さんのWORLDのようなチューニングはまだです。今後の研究 の出発点とする予定です。概要については以下の、講演資料と、ArXiVの リンクをご参照下さい。 http://www.wakayama-u.ac.jp/~kawahara/newFOextractorNiitechR.pdf http://arxiv.org/abs/1605.07809 PS: 公開早々ですが、基本周波数と非周期性の分析部分を改良する方法と 実装の案について、2/27-28に行われる音楽情報科学研究会で以下の題名で 発表する予定です。 「瞬時周波数および群遅延に基づく非周期成分推定法再考」 PS: YANG vocoderという名前は、YIN-YANGと以下から。 YANG VOCODER: Yet-ANother-Generalized VOCODER Yet another vocoder that is not STRAIGHT. 大げさですが。 河原英紀 Kawahara, Hideki 和歌山大学 名誉教授 http://www.sys.wakayama-u.ac.jp/~kawahara